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先日、とある制作会社さんから相談を受けた。

サーバ移転&リニューアル後、サイトが上位に表示されなくなったと(ドメインの変更はなし)。
前のサイトでは「○○○○○」と入力すれば、一番上に表示されていたのだが、全く表示されず圏外になった。お客さんが怒っている。なんとかならないかという話し。

とりえず、知らない会社でもないので現状確認と問題点の洗い出しを行いメールでアドバイスすることになった。

いくつか問題点を指摘し色々制作会社側で対応した結果、問題は解決した。

で、今回の件、最大の原因は「Googleウェブマスターツール」だった。

私の方でサイトのインデックス状況を調べるとTOPページがインデックスされていなかった。
それなりに外部からリンクを貼られているサイトなのにである。
この状態、普通に考えればGoogleによるペナルティである。
ただ、サイトの内容、ソースコードみてもスパム行為は見つからなかった。

とりあえず、サイトに問題があるとGoogleウェブマスターツールにメッセージが表示されることが多いので、他の対策と同時にGoogleウェブマスターツールへのサイト登録をお願いした。

「Googleウェブマスターツール」に登録するときにサイトの所有者であるかを判別するために認証する仕組みがある。
確認方法は、コードが記載されたHTMLファイルをアップロードする。専用のメタタグをHTML内に記載する。Google Analyticsと連携する。DNS TXTレコードを追加するなどである。

この認証は最初の1回だけではなく定期的に実施され、確認出来ないとウェブマスターツール上で警告が表示される。

今回の顛末
  1. 前のWebサイトを制作した人が「Googleウェブマスターツール」に登録、認証を行っていた(たぶん)。
  2. リニューアルを担当した会社が「Googleウェブマスターツール」の件を把握していなかったため、新しいサイトには、認証用のHTMLファイル又はメタタグがなくなり、サイト所有の確認が出来なくなった(たぶん)。
  3. サイト所有が確認出来ないため、Googleは新しいサイトのインデックス行わないペナルティを発動(たぶん)。
  4. Googleウェブマスターツールへ再登録を実施。サイトが認証される。
  5. 認証によりGoogleペナルティ解除。速攻でインデックスされて問題解決。
状況証拠ではあるが、Googleウェブマスターツールにて認証したサイトは、認証されなくなるとペナルティが課せられるという事実を初めて知った。

いやー、みなさんもサイトリニューアルするときは注意しましょうね。